森田公民館で育った稚魚が九頭竜川に放流されました。

昨年、九頭竜川のサクラマスから採卵、人工授精した卵を、森田公民館さんが育て元気な稚魚となりました。1月1日の地震の時は、揺れによって水がこぼれ、まだ浮上する前の仔魚は揺れに弱いため10匹ほど死んでしまったとのこと。水槽には、大きくなった元気できれいな稚魚たちが、130尾ほど泳いでいました。

 

2024年3月10日 毎日お世話された公民館の方たちや見守ってくれた地域の子どもたちが集まって、いよいよ放流です。水槽の水温と川の水温をチェックして、できるだけ差がないように調整することに、安田代表は余念がありません。子どもたちが放った稚魚たちも、九頭竜川に圧倒されそうでしたが、しばらくすると無事に泳いで行きました。

 

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九頭竜川産サクラマスの発眼卵を19校に配付しました!!

2022 年12月中旬

飼育と観察、環境学習用に今年も九頭竜川産サクラマスの発眼卵を配付しました。

福井県内水面総合センターの松崎指導監、福井県立大学の田原教授のご協力もあって、今年は19校(小・中・高)が参加して下さいました。また昨年に引き続き、森田公民館さんも飼育に取り組んでおられます。

 

参加校

◎松岡小学校(永平寺町) 

◎志比南小学校(永平寺町)

◎上志比小学校(永平寺町)

◎鳴鹿小学校(坂井市)

◎北郷小学校(勝山市)

◎成器南小学校(勝山市)

◎日之出小学校(福井市)

◎旭小学校(福井市)

◎湊小学校(福井市)

◎中藤小学校(福井市)

◎萩野小学校(越前町)

◎今庄小学校(南越前町)

◎雲浜小学校(小浜市)

◎口名田小学校(小浜市)

◎今富小学校(小浜市)

◎名田庄小学校(大飯町)

◎石徹白小学校(岐阜県郡上市)

◎美山中学校(福井市)

◎若狭高校(小浜市)

◎森田公民館(福井市)

 

写真は南越前町の今庄小学校です。

木の温もりいっぱいの校舎です。

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小学生たちが育てた稚魚の放流

昨年の12月、サクラマスの発眼卵を、育ててみたいと手を上げてくれた小学校の皆さん。

11の小学校は、県内外の広い地域に及んでいることもあり、水温も異なり成育状況も様々です。桜の季節も終わり、小学生たちは、卵から育てたサクラマスの稚魚を近くの川に放流しています。

写真は勝山市の北郷小学校の皆さん。可愛い稚魚たちとの別れがとても名残り惜しそう。このことがきっかけで身近な川にもより関心を深め、愛着を持ってもらえるようになるといいですね。

 

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芳野川「生態系ネットワーク」のための提案「ビオトープ」

2022年2月27日(日)

森田地区自治会連合会の主催による『第10回サクラマスサミット』が開催されました。

今回は視野を広げたテーマで3つの講演があり、九頭竜川の生態系をより深く考える素晴らしい機会となりました。河川の環境に対する意識を高める活動を継続されている、森田公民館の吉田智子主事には脱帽です!

 

「九頭竜川扇状地:扇状地らしくない扇状地の謎をさぐる」

福井大学 教授 山本博文氏

以前から九頭竜川の扇状地には興味がありましたが、氷河期時代には福井平野全体が扇状地だったこと、1948年の福井地震で森田地区が地盤沈下したことなど、時代と共に変化してきた九頭竜川のお話はとても面白かったです。

 

「九頭竜川の外来種:コクチバス」

福井県立大学海洋生物資源学部 教授 田原大輔氏」

案外一般の方には知られていないオオクチバスとの違いに加えて、九頭竜湖のコクチバスの現状や、本願清水イトヨの里でも以前稚魚が確認された話などをお伺いしました。ここ数年では中下流や支流でも見つかっており、広く皆さんに認識してもらうのによい機会となったと思います。

 

「生態系ネットワーク:芳野川の現在と未来」

サクラマスレストレーション 代表 安田龍司氏

芳野川は、九頭竜橋直上流で九頭竜川に合流する延長約3.5kmの小さな川ですが、住民にとってはお馴染みの川。ここ数年、森田公民館は芳野川の環境保全活動にも力を入れていて、サクラマスレストレーションも協力しています。

「エコロジカルネットワーク」が指し示す通り、芳野川の生き物にとっても、水田は重要な役割を果たしています。しかし森田地区は宅地開発が急激に進み、近い将来、田んぼが消失するのではと懸念されています。そこで安田さんが、森田地区に新しく「ビオトープ」を造成することを提案し、その多様な役割を説明しました。

 

安田さんのパワーポイントをお借りし、一部抜粋させていただきました。

 

(クリック、タップで大きくしてご覧ください)

 

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生き物だけでなく、地域住民の皆さんが楽しみながら関わり集える「明るい未来図」だと思いました。

子ども達の環境学習の場としても、最適ですね。

 


九頭竜川産サクラマスの発眼卵を11校に配付しました!!

2021年12月中旬

飼育と観察、環境学習用に今年も九頭竜川産サクラマスの発眼卵を配付しました。

福井県内水面総合センターさんのお声がけもあり、11校が参加して下さいました。

ありがとうございます。

 

◎松岡小学校(永平寺町)

◎志比南小学校(永平寺町)

◎志比北小学校(永平寺町)

◎鳴鹿小学校(坂井市)

◎日新小学校(福井市)

◎美山中学校(福井市)

◎北郷小学校(勝山市)

◎雲浜小学校(小浜市)

◎今富小学校(小浜市)

◎口名田小学校(小浜市)

◎石徹白小学校(岐阜県郡上市)

 

今年は岐阜県郡上市の石徹白小学校さんも参加して下さいました。

安田代表が子供たちにフライフィッシングを教えている小学校です。

石徹白川は九頭竜川の支流で、自然が多く残された素晴らしい川です。

 

 

決められた短い時間で配るため、すべての写真は撮れませんでしたが・・・。

 

志比南小学校さんにて

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北郷小学校さん

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志比北小学校の上田嘉彦校長先生から後日送っていただいた写真です。

上田先生は、サクラマスレストレーション結成当時からのお付き合い。

環境学習も飼育も超ベテランの頼もしい先生です!

昨年の発眼卵から育った稚魚の、元気な姿も見られますね!

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第9回『サクラマスサミット』が開催されました!!

2021年3月7日(日)

昨年は中止になってしまった森田公民館さんの

第9回『サクラマスサミット』。人数制限をし、

YouTubeで同時配信が行われるなど

いろいろと配慮された上で開催されました。

 

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まず福井県立大学海洋生物資源学部 教授 田原大輔先生による

講演会「小さな自然再生による地域の川づくり」。

多様な生き物が棲むことのできる多様で複雑な河川環境。

非常に大切で本質的なことを、分かりやすく様々な事例を

取り上げながら説明して下さいました。

今後もっともっと多くの方に聴いていいただきたい内容でした。

 

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次にサクラマスレストレーション代表の安田龍司氏による

フライフィッシングの紹介とタイイングの実演がありました。

みなさん食い入るように見ておられました。

 

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安田さんの「フライどうぞ」の声に、真っ先に来てくれた女の子。

お父さんは海釣りをされていて一緒に行くこともあるそうで、

とても熱心に参加されていました。将来が何かと楽しみです!!

 

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朝起きて思いついてパッパと巻いてみたという底生魚フライは、

田原先生にプレゼント。お腹の吸盤もあるお茶目なフライでした。

 

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楽しい時間を過ごすことができました。森田公民館さん、

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 


永平寺川で底生動物の観察会を行いました

2019年9月4日(水)

九頭竜川本流の左岸にある志比小学校と

右岸にある志比北小学校が合同で、

環境学習会を行いました。

小学校4年生25名、安田代表が講師に

招かれて、支流の永平寺川で「底生動物の

観察会」です。

 

みんな生き生きと楽しそうに、取り組ん

でいました。教室から離れて、水辺の

学習はいいものですね。

 

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今年も『サクラマス・サミット』が行われます。

2019年3月3日(日)

今年も森田公民館で『サクラマス・サミット』が

開催されます。

安田代表も今年もステージに上がります。

新幹線の九頭竜川橋梁工事、芳野川の環境調査、

アラレガコの取り組みなど、充実した内容です。

恒例のふるまいは、手打ち蕎麦とアラレガコの

唐揚げだそうです。

楽しみですね。皆さん是非ご参加下さい!!

 

↓タップすると鮮明な画像が見られます。

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小学校10校にサクラマスの発眼卵を配布しました!!

今年も、飼育と観察・環境学習用にと

希望のあった小学校に、サクラマスの

発眼卵を配布しました。今年は今までで

最多の10校に配布です!!

ご提供いただいた九頭竜川中部漁協様

ありがとうございました。

 

◎上志比小学校(永平寺町)

◎志比南小学校(永平寺町)

◎志比北小学校(永平寺町)

◎鳴鹿小学校(丸岡町)

◎河野小学校(南越前町)

◎雲浜小学校(小浜市)

◎今冨小学校(小浜市)

◎口名田小学校(小浜市)

◎中名田小学校(小浜市)

◎名田庄小学校(おおい町)

 

今年は、河野小学校さんや嶺南の

小学校さんも参加していただくことに

なり、本当にうれしく思います!!

海が近いということもあり、水環境に

関する活動が充実されているようですね。

嶺南の5校は、先日行われた南川での

稚魚放流がきっかけとなり、流域の

小学校が揃って参加していただく

ことになりました。

 

2018年12月12日(火)

この日は、嶺南5校を回りました。

サクラマスの卵は、どこへ行っても

子供たちに大歓迎を受けていました!!

水槽に入れたとたん、待ってましたと

ばかりに孵化する様子も見られて、

歓声が上がります。いつまでも水槽から

離れない子供たち。サクラマスも

スクスクと育ってくれるといいですね。

 

 

クリック(タップ)すると大きな写真が

見られます。

 

 

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今年も福井市森田小学校で環境学習を行いました

2018年10月10日(水)

今年も福井市の森田小学校で、福井県立大学の田原准教授と

安田代表が講師に招かれ、九頭竜川をテーマにした環境学習が

行われました。

 

福井市ともなると生徒数が多く、5年生4クラス147名。

半分に分かれて、1時間ごとに入れ替え制です。

 

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安田代表

サクラマスをはじめ九頭竜川の水生生物について。

生活史や生態の話にみんな興味深そうに聞き入っています。

 

 

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田原先生

アラレガコを題材に九頭竜川の河川環境について

昔は森田小学校の辺りで行われていた漁や食文化の話に

みんな驚いていました。

 

終わり頃、森田公民館の皆さんがアラレガコの唐揚げを

作って持って来て下さいました。アラレガコは現在、食用に

利用するために、ある会社さんが養殖を進めているものです。

みんな美味しそうに食べていました!!

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この辺りは新幹線の工事も進み、日に日に様変わりする九頭竜川。

だからこそ心に止めて、生きものを通して故郷の川に愛着を

持ってもらえるようになるといいですね。

 


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